心療内科・精神科

ゆううつな気分になる

ゆううつな気分が続いたら早めに受診しましょう

気分が沈む、気分が重い、憂うつだ、気持ちが落ち込む、などと訴えられる症状を、抑うつ気分と言います。何かのきっかけで憂うつな気分になることはよくあることで、時間がたてば通常は気分を取り戻していくでしょう。気持ちの落ち込みや憂うつな気分が長く続き、次第に夜眠れなくなったり、食欲がなくなる、何をしても楽しくなくない、ふいに悲しくなって泣いてしまったり、ひどくなると生きているのが辛くて死にたいと思ってしまう事もあります。このように普段の生活に支障が出てくるとうつ状態と考えられます。
抑うつ気分が生じる主な病気は、うつ病、適応障害、双極性障害(躁うつ病)、パーソナリティ障害などです。 うつ病では午前中くらいは気分が優れず、夕方になると少しゆううつ気分が回復するという日内変動が比較的特徴的です。適応障害では、会社や家庭等、ストレスを感じている環境から離れると急速に楽になる場合が多いです。双極性障害のうつ状態では、うつ状態の前に躁状態の期間があったなど、気分の波を感じている事が多いです。パーソナリティ障害では、短時間で気分が変動する場合が多いです。
パニック障害、社交不安障害、強迫性障害、全般性不安障害、ADHD、統合失調症、月経前症候群などでもうつ状態となり、抑うつ気分を認めることがあります。

抑うつ気分を生じる主な病気
うつ病、双極性障害(躁うつ病)、適応障害、パーソナリティ障害

心療内科・精神科

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    過敏性腸症候群(irritable bowel syndromeの頭文字から「IBS」)は、お腹に特別な病気がないのに腹痛、便秘や下痢などのお通じの異常が続く状態のときに最も考えられる病気です。 若い人に多い病気で、およそ10%程度の人がこの病気であるといわれています。年齢とともにに症状が軽くなることが多いですが、ストレスからくるお腹の痛み、便秘・下痢などの症状は、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。

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    不眠症・睡眠障害とは、体力が回復せずにとても苦しかったり、日中の活動に障害をもたらしたりする状況が1ヶ月以上続いている場合をいいます。一番大切な基準は本人がつらいと感じて日常生活に支障が生じているかどうかになります。

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    適応障害とは、特定の環境や出来事がストレス因となって気分など様々な精神面や行動面に症状が現れるものです。こころの病気の中でもとても頻度が多い疾患で、有病率は5~20%とも言われています。

  6. 体がだるい、やる気が出ない

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    体がだるい、やる気が出ない、と訴える症状を意欲低下と言います。 休んでも体がだるい、やる気が出ないなどの意欲低下が続く場合は、うつ病などの心の病気の場合があるので、早に受診することが大切です。

  7. ゆううつな気分になる

    ゆううつな気分になる

    気分が沈む、気分が重い、憂うつだ、落ち込む、などと訴えられる症状を、抑うつ気分と言います。気分はまた良くなるのが普通ですが、自分で「ふだんと違う」と感じる状態が1週間程度以上続いたら、症状が重くなる前に早めに受診しましょう。

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